なかなか味わえなかった希少な品種! 宮城のササニシキフェア 開催期間[2016.3.7~2016.3.21]

「ササニシキ」をご存知ですか。昭和末期〜平成初期に、コシヒカリと肩を並べて生産されていたお米です。
当時の生産量は、コシヒカリに次いで全国2位。誰もが知るお米の銘柄でした。
その「ササニシキ」は今、生産量の減少により希少な品種となっています。
さっぱりとした上品な味わいが特徴の「ササニシキ」をぜひご堪能ください。

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ササニシキの特徴

生産者3 JAみやぎ登米「こだわりのササニシキコンテスト」2015年度金賞受賞米生産者 千葉成悦さん

生産量が少なくなった、希少な品種です!

1.粘り気が少ない 2.上品な味わい 3.おかずの味を引き立たせる

粘り気が少なくほぐれやすい粒と、さっぱりした上品な味わいが特徴です。米自体の主張が少ないため、おかずの味を引き立たせることから、高級和食店や寿司店では今でも根強い人気を誇っています。
30年ほど前は、コシヒカリに次ぐ生産量を誇っていましたが、平成5年の大冷害をきっかけに、栽培がしやすい新品種に移行し、今では宮城県内でも一部産地での生産となり、希少な品種となっています。

生産者の声

生産者1 JAいしのまき 営農販売部米穀課 佐藤康弘さん/黒沼義典さん

食が多様化された今こそ食べて欲しい
ササニシキは新しいお米

ここ石巻で愛されているお米は昔から変わらず、ササニシキですね。既に登場から50年以上経った品種ですが、 今でもササニシキしか作らない!という生産者はいらっしゃいますし、生産主体がひとめぼれに代わって20年を過ぎた今も、「やはり、ササニシキが一番」という生産者が多い。石巻の生産者には、東北を代表する“米処”として米作りをやってきたという自負とそんな自分達が認めるササニシキを誇りに思い、後世に残したいと願う気持ちが強いですね。食が多様化した今だからこそ、改めてササニシキのような米は新鮮に感じていただけるはず。"古くて 新しい"ササニシキをもっと多くの人に味わっていただきたいと思います。

生産者2 JAみやぎ登米 営農経済部米穀課 阿部毅仁さん

「ササニシキといえば、登米!」と
いわれるように 盛り上げていきたい

生産者と消費者が連携して環境を守る、「環境保全米」。農薬や化学肥料を極力抑えた米作りを登米のスタンダードにすることで今日、多くの皆様から賛同を得ています。続く、「ササニシキ復活プロジェクト」も今年で4年目を迎えました。ササニシキは栽培が難しく、経験と技術を要することから生育進度に合わせた講習会や研修会を実施。次世代を担う若い生産者へササニシキの栽培ノウハウを継承し続ける一方、より良いササニシキの生産を競うべく毎年、「こだわりのササニシキコンテスト」を開催するなど、活気に溢れています。これからも登米の美味しいササニシキを日本全国にPRしていきたいと思っています。

生産者3 JAみやぎ登米「こだわりのササニシキコンテスト」2015年度金賞受賞米生産者 千葉成悦さん

あっさりとしていて程よい
食べるほどに美味しさがわかるお米です

ササニシキは、水の管理や天候で出来が左右される難しさがあるので上手くできた年は、嬉しさもひとしおです。高級和食や寿司屋など、プロが好む米だとして知られていますが、中高年や東日本にお住まいの方ならササニシキと聞けば、昔、よく食べた記憶や懐かしさがあるのではないでしょうか?逆にもっちりとした米に食べ慣れた今の若い世代は、ササニシキはあっさりしすぎて最初は物足りないと感じがするかもしれません。けれど米は毎日、おかずと一緒に食べるもの、だからご飯とおかずの両方が主張していたら口もお腹も疲れてしまいます。だから米の方はあまり主張しない方が良い、その方がおかずの味もよくわかりますし食べていて飽きがこない。そのうちにササニシキ自体の"程よい"粘りや旨味がわかってくると、炊き上がりの香りにお腹が反応してくると思いますよ。機会があったらご自宅でも試してみてください。

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