旨辛料理に欠かせない食材!「ニンニク」と「唐辛子」の調理のポイントを紹介します。
藤原 和弘カゴメコーポレートシェフ
本場イタリアでの修行やイタリア料理店のシェフ、自身での経営など約20年の現場経験を経て2013年よりカゴメ専属のコーポレートシェフとなり専門的な知識や技術を用いて社内のメニューや商品の味作り等、料理や調理に関わる様々な課題に取り組んでいる。
POINT1カットのサイズ
カットのサイズによってニンニクの香りや風味の出方が変わります。風味が強く出る順は、丸まま<潰す<スライス<みじん切り<すりおろしです。
また、特にニンニクを効かせたい時は、カットをする前に“潰す”のが効果的です。潰すことによる細胞破壊で、香り成分の「アリシン」がより出やすくなり風味や香りが増します。
POINT2油でじっくり炒める
油でじっくりと炒めることでニンニクがもつ「旨み」を引き出すことが出来ます。ニンニクがもつ香りや旨味を油に移し、その油で料理を作ることで風味の良い美味しい料理に仕上がります。
POINT1油でいためる
唐辛子の辛味をしっかり出すには油でじっくりと炒めましょう。油で炒めることで辛味がアップし、唐辛子特有の香りや、うま味、甘味などもほんのり感じることができます。
POINT2カットは輪切り
唐辛子を輪切りにすると、さらに辛味が強くなります。炒めるときは、ゆっくりじっくり炒め、焦がさないように注意しましょう。焦げてしまうと風味が悪くなるので美味しく仕上がりません。また、唐辛子の中にある種も焦げてしまうため先に取り出しておくとよいでしょう。