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掲載期間 [2016.5.31~2016.6.29]

博多 FARMERS' MARKET

“魅せる野菜”にこだわり、年間350種類の野菜をつくる孤高の野菜職人。

長岡順やさい 長岡順也さん
佐賀県三養基郡基山町 長岡順やさい 長岡順也さん

基山町は、佐賀県の東端に位置し、福岡県(筑紫野市・小郡市)、鳥栖市に接する町です。古くから古代官道や長崎街道など主要道路が町域を通り、交通の重要拠点として発展してきました。古代から地形的な条件にも恵まれているため、人々が生活を営んでいたことを示す数多くの遺跡が残されています。そんな歴史ある基山町で、就農5年目ながら、ストイックに年間350種類も栽培している「長岡順やさい」さんを取材させていただきました。

作っている野菜について教えて下さい。

「長岡順やさい」では、年間350種類ほどの野菜を作っています。例えば、じゃがいもだけでも全部で30種類ほど。インカのめざめ、インカのひとみ、インカルージュ、ポラリスなど様々です。一般には知られていない珍しい種類も中にはあって、お客さんに野菜をお届けする上で、単品だけ配達しても面白くないと思っているので、バラエティに富んだ野菜セットが提供できるように様々な種類の野菜を用意しています。
あと、あんまり言えたことではないのですが、、、野菜嫌いなんですよ。嫌いだからこそ自分で食べてみていけるなって思ったら販売します。

じゃがいもの植える時期っていつ頃なんですか?

九州の方は、2月中旬から3月初旬ぐらいでしょうね。じゃがいもは早くできるものとゆっくりできるものがあって、育ちが違うんですよ。例えば、インカのめざめは早くできやすいです。その代わり早く芽が出るから、早めに食べないとダメとか。逆に出島、男爵、デストロイヤー(別名:グランドペチタ)、シェリーのように小さいじゃがいもが多いのですが、遅くゆっくりできるものは、保管も長くできるんですよ。

年間350種類の野菜は何人で作っているのですか?

1人でやってます!1人でやっているので、どうしても生産できる量に限りがありますね。多種多様な野菜を生産していますが、どうしても少量になってしまいます。そのため、1日中圃場にいることも多くて、夜な夜なヘッドライトをつけて作業していると、夜にしか出てこない害虫もいたり…あまり自分の時間はとれませんが、美味しい野菜ができた時はそんなことが気にならないくらい嬉しいですね。

どのようなこだわりをもって野菜を作っているのですか?

新鮮で美味しいことは当たり前として…1つは先ほどもお話した、たくさんの種類を作っている点ですね。あとは、こだわりというほどではないですが、あえてタイミングをずらして収穫していることでしょうか。
例えば、「旬」の時はたくさん収穫されるので市場にはたくさんの品物が売られていますよね?だからあえて、そのタイミングをずらして周りより早く出荷したり、遅く出荷できるように収穫を調整します。
種類にしても、タイミングにしても、あまり流通していない野菜が手に入ったら面白いですよね。
あとは、1、2年目に試しに色んな野菜を植えてみて、そうしているうちに売れる売れないがわかってきたり。毎年毎年新しい野菜が出てくるので、ほぼ必ず買って試しています。
やっぱり新しいものを取り入れたりと保守的な考えじゃなくて、何でもチャレンジはしていますね。

博多FARMERS’MARKETのお客様へメッセージをお願いします。

珍しい種類や色など、見た目も楽しい野菜がそろっています。見た目だけでもきっと楽しむことができると思うので是非、博多ファーマーズマーケットに来てみてください!お待ちしています。

川久保 篤 川久保 篤(かわくぼ あつし) 長崎県出身
博多ファーマーズマーケット編集部ディレクター。
博多FM立ち上げメンバー。
その他、全国でマルシェイベントを実施。
博多ファーマーズマーケット編集部

長岡さんの圃場がある佐賀県基山町に向かうため、早朝の飛行機に飛び乗った。
博多から電車で20分程のところにある基山駅で下車。前日の天気予報を裏切ってよく晴れた空を見上げながら一息ついたことを覚えている。
長岡さんに圃場をご案内いただきながら、質問を投げかけたら、「僕は、人見知りなんですよ」と言いながらも、マシンガントークをして頂きました。(本当に人見知りなのだろうかというほど。) 脱サラして就農5年目。これまでずっとひとりで農業と向き合っている長岡さんから放たれる言葉の節々に、生産への熱い想いが詰まっていました。なんと、抱えている顧客は200を超えるそう。年間350種ほどの野菜を手掛けているため、どうしても1種類の個数が少なくなるが、そこを種類の多さでカバーする。現在、飲食店においても、他店との差別化で他では扱っていない独自メニューが増えている状況の中で、理にかなっているやり方だ。顧客には、毎週日曜日に野菜リストをfacebookやLINEで一斉送信し、売り切れ御免で提供している。なかなか、ほしいものが定量数手に入らないにも関わらず、200以上の顧客がいることの理由がこの取材を通して理解できた。無農薬やこだわり情報をただただ発信するだけではなく、お客さんにいいものを届けたい!驚いた顔を見たい!と自身の軽トラで配達し続けていること。
手のひらいっぱいにさまざまな種類のじゃがいもをはにかみながら見せてくれた。「すごいでしょ!きれいでしょ!」って。こんなにも熱い方だからこそ、口コミで「長岡順也ブランド」が広がっていると感じた。

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