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<鹿児島あきほなみのあんこ>4人前
・お米(あきほなみ)200g・ざら目100g・水10・米飴30・塩1g
①お米は浸水し、炊き上げる。
②すりばちで①をお米の形が残るようにする。
③②を鍋に移し替えて材料をすべて混ぜ合わせ艶が出るまで練り込み仕上げる。
<米粉のどら焼き>4人前
・米粉100g・ベーキングパウダー2g・卵1個・三温糖50g・蜂蜜10g・米油5g・水15・米油(焼き用)適量
①材料をすべて、ボールに入れて混ぜ合わせる。
②テフロンのフライパンに米油を敷いて火をかけフライパンが温まったら一度濡れ布巾にあてて温度を落ちつかせ、そこに①を流し両面を焼き上げる。
<飾り仕上げ>4人前
・栗4個・塩適量
①焼いたどら焼きの生地にお米で作ったあんこと茹でた栗を挟み、仕上げる。
世の中にまだ、製品化していないお米のあんこ使用したどら焼きです。
あきほなみには冷えても粘り気のある食感があるというところから,あんこにしてみたら新しい食感が生み出せると思いあきほなみのあんこにしました。
健康・予防食(例:タンパク質・機能性食品・低糖質・代替食品)
追求できる食(例:アウトドアグルメ・スパイスカレー・パン)
私は、入賞の知らせを聞いた時、驚きと嬉しさで胸がいっぱいになりました。「鹿児島あきほなみのあんこを使ったどら焼き」は粒が大きく甘みがあり、モチモチ感のあるあきほなみをあんこに調理するのが特徴です。米は色々な栄養素が含まれており、健康には欠かせない食材です。そんなお米で、優しい甘さのあんこを作り、どら焼きを開発しました。私はこのどら焼きを小さなお子様からお年寄りまで沢山の方に食べて頂きたいです。
中沢 美佐子氏
米餡は既に山形県で開発されていますが、米粉から作られているものが主流で小豆のこし餡のように癖のないのが特徴だと思います。今回のアイデアは精米炊飯した米を使い粒餡仕立てにしたところが新しく、米餡の活用の可能性・多様性に期待できると思いました。
武藤 麻実子氏
お米で餡を作り、通常の小豆餡との食感の違いを見出している点が非常に面白いと思いました。また「あきほなみ」の品種特徴として、冷えても粘りがあるということを理解して餡に仕立ててみたというのもよい発想でしょう。また米粉を使ったどら焼きの皮ももちもちしておいしそうで、商品化もしやすいと感じました。
山下 治男氏
全てにおいてお米を使用している点、またお米を粒あんことしてアイテム化するアイデアは秀逸と存じます。スイーツにおいて、特に洋菓子はお米の粒感との相性について好みが現れやすいですが、古来はポルトガルから伝えられたカステラ生地を和テイストに仕上げた、ザ・日本のお菓子「どら焼き」であれば、お米の粒あんという新しいアイテムへの感動と好奇心が勝ちます。今後も粒米あんとの適性が良好なお米という、新たなるお米の需要価値が生まれることを期待致します。
中沢 美佐子氏「料理王国」元発行人
今回の「お米メニューアイデアグランプリ」では、日本の食文化の中での米の新しい可能性、消費者のニーズにあったアイデアがたくさん集まりました。
もともと米消費の9割を占めるアジアでは、デザートとして甘く炊く、発酵させて天然甘味料とする、保存食として干す、丸めてファーストフードにするなど、炊飯だけではない食べ方がたくさんあります。今回集まったアイデアもそれらを彷彿させながらも、昔からあるものをリブランディングした提案、防災や食品ロスを解決する提案、子供たちの未来のための正しい食の提案など、どれも商品化してみたいと思えるものでした。特に若い人たちからの提案が多かったことは、日本の未来は明るい!