手作りPOPで店力UP!人通りはあるのに集客力が弱い、POPを出しているのに効果が出ない、 コストがかかるからPOPはやらない…。 店頭POPで頭をいためている飲食店の皆様に、大判POPによる 繁盛のコツをご案内します。


店頭POPで集客効果をアップ!
1 CHECK POINT 店頭POPの力だけで売上はあがる!

「店頭にPOPを出すだけで、集客・売上アップは可能」というのが川野氏の持論。それを実証しているのが、「豚公司」の人気メニューとなっている「ぶた丼」の事例です。2010年4月から販売を開始、翌5月に店頭POPを掲出した堀江店の昼の来店者数推移を示したのが右のグラフです。
ご覧の通り増減を繰り返しながら、着実に実績を伸ばしていることがわかります。この期間中に川野氏が使った販促ツールは、驚くことに店頭POPだけでした。そして、POPのコピーに書かれていた料理のこだわりがネットで伝播して、さらに集客効果を上げていくという現象まで引き起こしました。
「うまそう!と見た目で訴えかけるメニュー開発と、それをそのままPOPで表現することが勝因」と川野氏は自らの戦略を語ります。


2 CHECK POINT 集客できる店頭のつくり方
店頭POP以外にもネットや雑誌、チラシ、DM、クチコミなどさまざまな集客手法がありますが、「ぶた丼」の販促で川野氏はなぜ店頭POPにこだわったのでしょうか。それは、川野氏が運営に携わる飲食店で検証した「お客さまの来店動機調査」にあります。「ネットや雑誌の広告を見て」と「店頭の看板を見て」というお客さまがほぼ同数という結果でした。そして、他の要素を加味しても「少なくとも、顧客誘引の30%を店頭が担っている」と確信したのです。では、「集客できる店頭づくり」とはどのようなものでしょうか。
それには、3つのアイテムが欠かせないといいます。 第1は、店の存在を気付かせるアイテム。「豚公司 銀呈」は、100m以上離れた場所からも見える“赤いネオン管”を店頭に設置して、「あそこに何か店がある」ことをアピールして引き付けます。第2に、店頭の5~10m手前に来てくれたお客さまへ、「何屋なのか?」を分かってもらうアイテムが大切です。「豚公司」の場合、店頭POPはもちろん、イメージイラストやオブジェ等を配して、「豚料理の何か?」 まで情報発信しています。第3に、お店の入口付近まで足を運ばせるための、より詳しい店舗情報や魅力を伝えるアイテム。例えば、メニューやショップカードなどです。一度目は入店してもらえなくても、カードなどを持ち帰ってもらえれば、再度訪れるきっかけや可能性が生まれるのです。
3 CHECK POINT 「顧客誘因」の必須ツールのポイント

店頭ポスター
目的は、店頭を通るお客さまの首を90度曲げて頂くこと! だから、1~2秒が勝負です。シズル感のある写真で視線を引きつけ、料理名などインパクトのある文字情報を見せる。この2点がしっかりしていれば、説明やノウガキは不問です。
店頭・店内メニューブック
お客さまは「時間がない!」のが大原則!何ページもあるメニューブックを店頭に置いてもめくってもらえません。だから、A4やA3サイズなど手に取れる大きさにリサイズ。銀呈では店内用のメニューブックをA3にして店頭に置いています。
店頭のぼり
90度の角度で突き出て、動きもあるのぼりは遠くからの視認性が高い強力なツール。でも、数が多過ぎると店の品位を落としかねません。シズル感のある写真をプリントしたものを5本程度並べれば、効果抜群の大型POPとして活躍します。
卓上POP
店頭ポスターで入店したお客さまが、スムーズに注文できるよう促すのが卓上POPの役目。だから、デザインはポスターと同様でOK。繰り返しによって、脳にインプットしてもらえるのです。コンセプトを押し続けることが戦略的販促です。
店舗カード&パンフレット
店内までは来られなかったお客さまを、ただ帰らせるのはもったいない。そこで登場するのが「お土産」という飛び道具。名刺サイズのカード、お店のことをじっくり書いたパンフレットの2点は、手に取りやすい位置に常備しましょう。
POPやメニュー表、のぼりなどさまざまな販促ツールをご紹介しましたが、これらの印刷をすべてカバーできるのが、キヤノンの大判プリンター「imagePROGRAF」シリーズ。クオリティの高い大型POPを自作できるようになるのはもちろん、のぼり用素材のクロスなどに直接プリントできるので、専門業者に頼まなくても自在にのぼりをつくることができます。また、メニュー表や卓上POPは、一度にまとめて出力できて便利です。集客・売上アップに欠かせない販促ツールをまとめて印刷できる大判プリンターは、繁盛店への足がかりになるはずです。


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