![波](img/nami_bottom.png)
-
全国の飲食店からエントリーされるまるごと鍋の中から、
消費者の投票と審査委員による審査で全国NO.1の鍋を決めるグランプリ企画です。
2018年から毎年実施し、今回で4回目になります。
食材をまるごと使い切る、もしくは端材で出汁をとる、タレを使わなくても、スープに味がついているなど、
具材・味・食べ方について、食品ロスや地産地消などの「サスティナビリティ」に配慮された鍋。具材・・・・・野菜・魚・肉、または、地元ならではの食材をまるごと使った鍋
味・・・・・・野菜の皮や、魚の骨で出汁をとる、他料理での端材など、食材を使い切り旨味をまるごと楽しめる鍋
食べ方・・・・つけタレ等を使わなくても、スープ自体の味つけで最後の〆まで。まるごと食べきる鍋
シェフ/プロデューサー
森枝 幹 氏
おとなの週末 編集長
門脇 宏 氏
みんなのごはんクリエイター /
料理家河瀬 璃菜 (りな助) 氏
シェフ/プロデューサー
森枝 幹 氏
まだまだ飲食業界にはSDGsや環境をテーマにするのは早いのかなぁと正直思っていたところもあったのですが、 多くの店舗がこのような課題に前向きに積極的に取り組まれていて、 またもともとこのような考え方を根本に持ちお仕事に向き合ってる方もたくさんいるのが素晴らしいなぁと今回の審査を通して再認識させていただきました。 調理的な側面からは、普段捨てられやすい、肉、魚の皮や内臓やガラや骨、野菜の根っこや皮、これらの食材は一見するとゴミ箱にすぐに入ってしまいそうですが、 調理次第でその食材の素晴らしい香りや味わいを強く表現することのできる魔法のアイテムになるという事。 そこの手間をかけることが、現代の誰でも簡単に手軽にというところからは少し脱線するかもしれませんが、 ある一つの外食に行くということのきっかけにもなるかもしれないということ。 そして栄養価の高い食材をお客様の胃袋に届け食材のロスが減ることをここで伝えていければ、 広く見ればこの世界にも笑顔をシェアできるそんな事まで考えれれば素敵だなぁと審査をしながら想いを馳せていました。 ここで賞を受賞できなかったものの中にも素晴らしいアイディアがたくさんありました。 また来年も素敵な鍋にお会いできるの楽しみにしてます。
おとなの週末 編集長
門脇 宏 氏
まるごと鍋を審査させていただくうえで基準にしたのは3つ。 ①第一に美味しいこと(どんなに優れたコンセプトでも、美味しくなければ継続性が生まれません)。 ②自分の周りで比較的容易に入手できる素材、地の食材を使うこと。いわゆる地産地消型。 ③食材を無駄にせず使い切ること。 それに加えて「作りやすさ」「再現性の高さ」も考慮に入れました。 言うなれば、“もったいない精神をもつ、料理上手なおばあちゃんがつくる鍋”のようなイメージでしょうか。 そういった鍋はきっと健康にも良いはず。 今後、地球規模の環境問題が食卓に与える影響はますます大きくなるのは間違いありません。 自分たちの子どもや孫の世代でも自然の恵みを味わってもらいたい。 そのためにも、「まるごと鍋」のような料理がもっと注目されればいいなと思います。
みんなのごはんクリエイター / 料理家
河瀬 璃菜 (りな助) 氏
今年のトレンド鍋は「まるごと」「サスティナブル」といったテーマで審査をさせていただきました。 どのお店さんも、個性豊かで普段からいかに店舗で工夫をし、食材ロスに向き合い、消費者へ真摯に還元されているかを伺うことができました。 ただ原価を抑えてCPをよく見せるのではなく、外からは見えない作り手のこういった努力や想い、 創意工夫を消費者自身も知っていただくことで、より食材や料理に対して感謝が生まれ、いい循環が起きるように感じます。 ご応募いただいた皆様、応援いただいた皆様誠にありがとうございました!