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ハワイ伝統の鶏すき鍋。鶏肉・クレソン・きのこなどの具材を、醤油やみりんなどすき焼きに似た甘めの味付けで煮込んで作る。
日系移民が持ち込んだすき焼きがルーツで、ハワイではお祝いやパーティの際に食べられている。チキンヘッカの名前の由来は諸説あるが、島根の「へか鍋」が語源という説が有力といわれている。
日本では、ハワイ料理のチェーン店が2018年に秋冬限定メニューとして取り入れたことで話題となっている。

インド西海岸ゴア地方のカレー。ワインビネガーなどのお酢とさまざまなスパイスで漬け込んだ豚肉を、玉ねぎやトマトなどと一緒に煮込んで作る。
酸味と辛味のあいまった爽やかな風味が特徴。
インドでは宗教上の理由で豚肉を食べる人は少ないが、ゴア地方のポルトガル植民地時代にポルトガルの豚肉料理を元に生み出されたといわれている。
近年のスパイスカレーブームの後押しもあり、大手高級スーパーでレトルトが販売され、少しずつ知名度を上げている。

フランスで食べられている伝統菓子。「スパイスのパン」という名の通り、スターアニスやシナモン、ナツメグ、クローブなど多くのスパイスが使われており、素朴ながらも香り高い風味が特徴。
アルザス地方やブルゴーニュ地方の郷土料理としても知られていて、地方によってケーキタイプやクッキータイプなど特色がある。
フランスではクリスマスの時期に近づくと、パン屋やケーキ屋・マルシェなどの店頭で多く見られる。

コーヒーの果実「コーヒーチェリー」の中にある果肉と果皮を乾燥させたもの。カスカラはスペイン語で籾（もみ）を意味する。
コーヒー生産国ではカスカラをお湯で抽出し、コーヒーチェリーティーというお茶として飲まれている。独特の酸味と甘みがあり、コーヒーと比べ低カフェインでポリフェノールが多く含まれているのも特徴。
日本でもコーヒー豆専門店で販売されたり、大手コーヒーチェーンでカスカラが原料の砂糖を提供したりと、少しずつ有名になってきている。