コロナ禍での輸入牛肉の価格高騰を受け、牛肉よりも比較的低価格で、鶏肉や豚肉よりは “ごちそう”感がある肉として再注目されている。
これまでもブームはあったが、”第4次羊肉ブーム”と呼ばれる今回は、羊肉料理の専門店や中華料理店での提供だけではなく、和食やイタリアンなど業態を広げていることが特徴で、一過性のブームから「第4の肉」として定着するのではといわれている。

豚肉と玉ねぎをケチャップでソテーした料理。豚の骨付き肉を焼いた、アメリカ発祥の料理「ポークチョップ」をもとに、日本で生まれた洋食料理といわれている。
身近な食材と調味料で簡単に作ることができることから、おうちごはんメニューとして人気が出ており、マヨネーズやタバスコを入れたアレンジもレシピサイトで紹介され始めている。ぐるなび検索指数でも、2021年夏～冬にかけ特に上昇したメニューの一つ。

野菜を10種類ほど使った野菜炒めの惣菜がコンビニエンスストアで新発売されたり、スーパーマーケットで売られている野菜炒めパックが便利とSNSで話題になったりと話題が豊富。
2021年冬には、東京に野菜炒め専門店がオープン。たっぷりの背油で炒めた濃厚さとボリューム満点の盛り付けで、主食級の満足を得られる“進化系野菜炒め”として一躍注目を浴び、話題店となっている。

熱帯～亜熱帯地方で栽培されるアオイ科の花。ビタミンCの豊富さとルビー系の色味が魅力で、原産地では茶葉やパンの生地として使われている。
アメリカの大手オーガニックスーパーマーケットは、2022年の食トレンドとしてハイビスカスを取り上げ、栄養面や鮮やかな色合いを生かしたドリンクとして伸びると予測した。日本でも、昨年より需要が高まるアルコールテイストドリンクの新しいフレーバーとして、注目されている。

イタリア・フィレンツェ発祥のドーム型のケーキで、スポンジの中にクリームやムース、フルーツなどをたっぷり詰めて作る。
日本での知名度はまだ低いが、断面がSNS映えすることから、女性を中心に人気が高まっており、全国的に取扱い店が増えている。
2021年のマリトッツォブームの流れを受け、イタリアの郷土菓子が注目されている側面もあり、次のトレンドスイーツの有力候補といわれる。