台湾で朝食の定番として親しまれる、塩味の豆乳スープのような料理。「鹹」＝塩辛い、「豆漿」＝豆乳を意味する。
入っている具材は干しエビ、ザーサイ、パクチー、ネギのほか、油条（ヨウティヤオ）と呼ばれる細長い揚げパンが一般的で、醤油・ラー油・酢などで味付けをして食べる。
朝食にぴったりの優しい味わいと、主材料が豆乳でヘルシーという点が魅力で、東京の鹹豆漿専門店は行列ができるほどの人気を博している。またスーパーでは鹹豆漿の素も販売されるなど、日本における台湾グルメブームの勢いを感じさせる。

コチュジャンやにんにくなどの調味料で甘辛く味付けした、韓国風のフライドチキン。韓国には専門店が多くあり、おつまみとして日常的に食べられる定番の人気メニュー。
オンライン飲み会の流行やテイクアウト需要の増加で、2020年に大きなトレンドとなった唐揚げに、韓流ブームが後押しする形で、日本でも取扱店舗数がここ1年で増加している。
コンビニでも新商品として発売されたり、コリアンタウンの新大久保以外でも専門店ができたりと、徐々に知名度を上げている。

※『検索HOTワード vol.23』では、消費者の検索が急上昇したメニューとして「韓国チキン」を取り上げている。

青唐辛子とココナッツミルクを主材料としたタイ料理。日本ではタイカレーとして知られているが、正確にはカレーではなく、さらさらとした汁もの料理で、現地では「ゲーンキャオワーン」と呼ばれる。
近年のスパイスカレーブームの影響で各国のカレーに関心が集まるなか、タイ料理の代表格ということであらためて注目されている。各メーカーからもレトルトが発売されており、メーカーごとのレトルト食べ比べも話題になっている。

午後に紅茶と一緒に軽食や菓子を楽しむイギリス発祥の習慣。
サンドイッチ、スコーン、ペストリー（ケーキ）の3つからなる軽食や菓子を、2段または3段のケーキスタンドに盛りつけ、紅茶とともに味わうのが基本的なスタイルといわれる。
日本では、カジュアルにアレンジしたアフタヌーンティーを高級ホテルのラウンジなどで楽しむスタイルが人気。
最近では大阪に専門店ができ話題となっているほか、アフタヌーンティーを楽しむ活動を指す「ヌン活」という言葉も生まれている。